きまぐれレモンスカッシュ

50歳からの楽しい毎日。

検索を捨てる!携帯の予測変換は今あなたが乗っ取られているもの

 

携帯の予測変換こんな感じ。

 

一昨年の私は。

 

「に」=「乳がん」「入院」

「び」=「病院」

「い」=「痛い」

 「せ」=「生存率」

 

 

 

みなさんはどんな感じでしょ。

 

「お」=「お金」

「せ」=「節約」

「へ」=「偏差値」

 「ふ」=「副業」

 

こんなのが多いですかね?

気になると、ひたすら検索魔となってしまう。

 

ネットの情報は正しくないものもある。古いものもある。

 

癌の手術後、だいたい一ヶ月くらいで「病理」というものが出るのですが、

 

「手術で取りきれてるし、薬がよく効くタイプなので低リスク」

と言っていただき、喜んで帰宅しました。

 

いただいた紙の「スペシャルタイプ」と英字で書かれていたのが気になって、

その通りを検索窓に入れてみると、

 

「特殊型、予後不良」

 

と出てきました。

その後、ざわざわっとしてきて頭が白くなりなり多分意識が飛んだと思う。

気がついたら、肋骨が折れたかヒビが入ったのか、

一ヶ月くらい息吸うと痛かった。

 

 「死ぬのわたし?」

どうにも落ち着かない、大学病院に電話。

主治医診察中。

 

終わった頃、もう一度電話してというので、夜再度電話。

 

「あ〜それ?気にしなくて大丈夫ですよ、ネットの情報は正しくないものもありますからね」

 

私の組織型は、1番最近「特殊型」と追加されたもので、症例が少ない。

全国でも手術数の上位の病院なので、

情報の更新も早いとは思う。

 

放射線の短縮照射など、

新しい治療も提案されたり、

エビデンスは取れてるよ!と言われる。

地方の病院だとまだ取り入れてない所もあるみたい。

 

 

確かに、ネットで個人が簡単に見れちゃうような医療文献。

検索上位にあるもの。

古いのかもしれない。

 

ネットのコミニティーでも、頻繁に呼びかけてるのが、

公式ガイドラインのみを見ること。

これ、本当に大事。

 

 取り憑かれてるワードの根は自分が思ってるほど深い。

 

 勉強ができて優等生だった私の従姉妹なんですけど、

大学時代バイト先で知り合った人と結婚してしまったので、意外にも

社会経験ゼロなんです。

 

その従姉妹と泊まった時のオールナイトトークで、

 

「私、未だにテストで悪い点数とって悲しい夢みるんだよね」

 

もう子供もいる頃です。

 

そういえば、

私ももう結婚して子供がいた頃なのに、

彼氏と別れて

 

「あ〜もうひとりなんだ」

 

と涙を流してる夢を見たことがあります。

それも何度も。

 

結婚願望は強かったんですね。

でもなかなかうまくいかくて、すごく悩んでた時間も長かった。

 

「かなしさ」が脳につける傷の深さは、治ったあともこうやって古傷が時々痛むなんて。

 

今のこの時代の「検索」

 

本当にキリのない、永遠のループに飲み込まれる。

 

本当にヤバいですよ。